フラッシュバックの対処法については、今は書籍やネットでたくさんの情報を得ることができますね。
フラッシュバックとは、何かをきっかけに或いは突然、トラウマの記憶がリアルに思い出されたり夢に見たりすることで、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の特徴的な症状のひとつだと言われています。PTSDはトラウマを何度も思い出して嫌な気持ちになったり苦しくなったりする病気ですが、フラッシュバックは思い出す程度に留まらずトラウマを経験した当時の感覚や感情が今現実に起きているかのように蘇り、恐怖などで混乱した状態になったりします。PTSDの症状には、トラウマが自分の心では抱えきれない程の衝撃的な体験であった場合には逆に記憶を封印してしまう(思い出せなくなる)というものもあると言われます。
軽度のフラッシュバックの対処法としては、『今この瞬間の現実をしっかり感じることを意識する』といったセルフアプローチも効果的なことがあります。状態が少し落ち着いてきたときに水を飲んだり何かを食べたり、外の景色を眺めたり風を感じたり‥。自分が楽しいと感じることをする時間を増やしたり、『リラックスできる環境を整えることを意識する』のも精神を安定した状態に保つのに効果的だと思います。また、『自分の状態を信頼できる人に話す』というのも楽になっていくきっかけになるかと思います。人に辛い状態を話しづらいと感じる方もいらっしゃると思いますが、まずは誰かに相談することをおすすめします。周りに安心して話せそうな人が見当たらない場合はカウンセリングを利用するといいかもしれません。金銭的なことが気になるようであれば最近は無料カウンセリングなどもたくさんありますし、行政の無料相談窓口なんかもありますね。そして、状態が重いフラッシュバックの対処法はやはり、心や精神の事を専門に扱う心療内科や精神科を受診した方がいいかと思います。臨床心理士んさんや心理カウンセラーさんの中にはトラウマを扱う認知行動療法というものを提供されている方もいらっしゃるようですね。また、インナーチャイルドヒーリングなどの心理療法やエネルギーヒーリングなどもトラウマの克服に有効なことがあります。そういったものを体験されてみるのも状態が改善していくきっかけになるかもしれません。PTSDは、長期間放置しておくと様々な要因が複雑に絡んで日常生活が困難になる程に重症化してしまう可能性があります。できるだけ早く、何らかの対処を検討されるといいかなぁと思います。
その方にとってのベストな対処法はその方の状態によると思いますが、私の場合は、自身がご提供しているインナーチャイルドヒーリングやエネルギーヒーリングによってフラッシュバックを克服できたので、今苦しんでいる方に対処法の選択肢の一つとしてご検討いただけたら嬉しいなぁと思っています^^
人生には思いもしない辛い出来事が訪れることがあります。自然災害や事故、残虐な事件、幼少期の虐待、DV、いじめ、身内の自死など、悍ましい光景や強烈な恐怖体験の記憶はオーラに負の感情エネルギーとして留まり、その後の人生においてPTSDをはじめとする様々な心身の不調をもたらします。私に起きていたフラッシュバックの原因は幼少期の父からの虐待でした。トラウマになる出来事は山ほどありましたが、フラッシュバックが起きていたのはある特定の強烈な体験の記憶でした。フラッシュバックは結婚後暫くして起き始めました。トラウマ体験から20年以上も経ってから起き始めることもあるんですね。解放のタイミングが来たということだったのでしょうか。フラッシュバックは感情や空気感までとにかくリアルでした。辛過ぎて「この記憶さえなければ…」と、柱にガンガン頭を打ち付けていたこともありました。アダルトチルドレンでもありましたし日常の生きづらさもあいまって、本当に苦しい時期でした。状態はどんどん悪化し、生きることを諦めかけていた30代初めに心理療法(インナーチャイルドヒーリング)と出会いました。出会えていなければ今の自分はありません。ヒーリングとの出会いによって私は変化し、親子関係というか、父にも変化が起きました。父は既に他界していますが、私が幼少期の頃からは想像もできないほど別人のように優しい人に変化した晩年を送り、父との関係が良好に変化した後、別れを迎えられたことを本当に幸せに感じています。父が私に行った虐待という行為自体はやはり酷いものだったと感じますが、癒やされるということは、その記憶がただの事実になるということなんですね。思い出すこともほとんどなくなりましたが、思い出しても感情を伴わないんです。意識がそこに囚われなくなるんです。そして、癒やしが深まるほどに自分の中の愛に気づいていくんです。父のことをどれだけ愛していたか…。かつて殺したいほど憎んだ人を本当は私はとてもとても愛していたんです。愛していたのに憎まざるを得ない現実があり、愛と憎しみとのギャップが苦しみの大きさになっていたんだと思います。私事が長くなりました(微笑)
今フラッシュバックに苦しんでいらっしゃる方が、一日も早く苦しみから解放される日が訪れることを願っています。